学歴コンプレックスを吹き飛ばす(2)

学歴コンプレックスを吹き飛ばす(1)からの続き

確かに、現在も日本は学歴社会といわれます。しかし、それも新卒で就職活動を行う場面や、政治家や大企業の派閥など、一部で根強く残っているだけで、それほど重要ではないような気がします。

実際、社会に出てしまえば、学歴で何かを評価されると言うことは少ないですし、仮にそういったことだけでしか人を判断しない人は大した人ではないと言えるでしょう。

特に最近は少子化の影響を受け、大学全入時代となりました。誰でも大学にいける時代になったのです。ただし、それには条件が揃わなければなりません。その一番は金銭的なものです。

高卒などで学歴コンプレックスを抱く女性には、金銭的に行きたくても行けなかったという背景も少なからずあると思います。だからと言って、親を恨むことはなりません。子どもを育てるというのは本当に大変なことであって、ましてや、大学に通わせると言うのは極めて大変なことなのです。

もちろん、そんことは頭では分かっているが、それでも学歴コンプレックスから抜け出せない。

であれば、資格を取れば良いのです。それも、ある程度難易度の高い資格試験に合格すれば、学歴など無関係の世界になります。

実際に、大学に行くのは金銭的に厳しいという女性が、アルバイトをしながら税理士の資格を目指したことがあります。この女性はそれは死ぬ気で勉強したわけですが、結果的に3年間で税理士に合格して、今では税理士の先生として輝きながら活動しています。

彼女は高卒と言う劣等感の中にあって、それは真剣に勉強したものです。しかし、実際に資格に合格してからは、学歴コンプレックスなど全く考えもしないそうで、むしろ、大学に行かずに税理士に合格した事実を自分の誇りとしています。そして、余裕が出たら、夜間の大学にでも通う予定だと言います。

学歴に相当するような資格は難易度は高くなりますが、それだけの価値はあります。基本的に士業として活躍できるような資格試験は難易度が高いものです。しかし、合格してしまえば、そこは学歴とは関係のない世界。

士業の世界では、早く合格した人が先輩です。そして、能力のある人が力を持ちます。そこに、学歴と言う壁はありません。そもそも、資格と言うのは、学歴を越えて、全ての人に平等にチャンスのあるもの。

人によっては、スキルアップのためかも知れませんし、人生大逆転かも知れません。

いずれにしても、学歴コンプレックスに悩んでも、それは恐らく一生解決できません。なぜならば、仮に大学や大学院に行ったとしても、今度はブランドが気になります。どこの大学が良い、レベルが高い、などブランドコンプレックスに陥るのが関の山。もし、本当に学歴コンプレックスから抜け出したいのであれば、東京大学の大学院を卒業して、さらに米国のMBAなどに留学するしか手はありません。

しかし、そんなことができる女性はほとんどいないでしょうし、そこまでしても自分の人生において成功が保証されるわけでもありません。

重要なのは、今できることから始めると言うこと。

高卒だろうが、中卒だろうが、資格試験に合格することは可能です。あなたがその資格を欲しいのであれば、あなたには合格する権利があります。権利があるということは、合格しなければいけない義務もあると考えてください。だから、がんばれば合格できるし、決めたことはがんばる必要がある。

そして、あなたは合格して学歴コンプレックスから抜け出し、幸せになる権利も義務もあるのです。

“学歴コンプレックスを吹き飛ばす(2)” への2件の返信

  1. コメントありがとうございます。

    今後ともよろしくお願い致します。

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